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2017/08
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ジェイ(元ため吉)さんの最終地点。
突然ですが、
ジェイ(元ため吉)さんの死期が近づいていると連絡をいただきました。
里親さんから届くメールは
読んでいるだけで、優しさと思いやりとやりきれなさと
そんな気持ちがごちゃまぜの、それはそれは愛情にあふれたものです。

どんな返事をすればその気持ちが軽くなるのか
考えても考えても
まともな言葉は思いつかず
ただ、ジェイさんは幸せだと確信し
そしてまた、保護を迷いつづけた自分が嫌になりました。

保護してからあまり生きれないからとか
そんな単純なことではなくて。
ただ、こんなに愛される毎日があるのなら
もっと早く出会わせてあげたかった。

ジェイさんにも里親さんにも同じ気持ちを感じました。

里親さんのお家で家族としてスタートして
4か月と少し。

それでもずっと前から一緒にいたような錯覚に陥るほど
可愛くて可愛くてとおっしゃっています。
すごくおじいさんなんだけど、仔犬みたいだと。

出会った時
毛玉だらけで正直、一番気になる犬でした。
でもすごく高齢だし
貰われる確率は低いし
苦手なヨーキーだし。
引き取るは簡単だけど、もしかしたら自分が一生面倒見なければいけないかも。
年齢的に去勢は出来ないだろうし
繁殖犬のオスだとマーキングもひどいだろう。
いろんなことを考えると、ごめんねと見捨てました。

再会しても同じように毛玉だらけで
保護のきっかけは
何度か会ったことと
あの毛玉の奥にはどんな顔が隠されているのか?
興味がわいたからかもしれません。

わたしの家は裕福でもないし
ボランティアはご支援で回しているような家です。
そんな人間が、貰われない可能性の高い犬を引き取るのはどうなのか。
保護犬ではなく、我が家の保護犬になった時
どこまでのケアがしてあげれるのか。

でももし私だったら。
あの毛玉がなくなるだけでも動きやすくなるかもしれない。
ちょっとおいしいご飯を食べれるだけでもテンションがあがるかもしれない。

長く住み続けた場所から無理矢理離すことになるけど
年齢的に目も見えてないかもしれないけれど
ちょっとでもプラスだと思ってもらえればそれでいいのかも?
都合よく理由をつけて引き取ったその子は
予想外に小さく、可愛く、おとなしい犬でした。

数奇なご縁で通常ありえないようなスピード譲渡。
たまたま声をかけてくれた今の里親さんに
『死んでも仕方ないと割り切れる方にならお願いしたい』と伝え
看取りも視野に入れて一緒に暮らしますよ!
と、そういう性格なのか
さばけてあっけらかんとしたその女性は
ジェイさん(と、セットでばあさんのボアちゃんも)迎えてくれました。

明日死ぬかもしれない。
その確率が高い犬だけど大丈夫!
そう言ってくれる人じゃないと、心に負荷をかけるだけ。
出会ってからの時間が短い犬が亡くなる時
その後悔がはかりしれないことを私は知っている。

大当たりというような本当にキレイなお家で
あの場所からこの場所へ?
玉の輿みたいな現実に
私はたくさん舞い上がりました。

そして、強くて優しい初めての家族という存在。

亡くなる時の状況がどんなものでもいいんです。
病院で亡くなっても
自宅で留守番中に亡くなっても
そして、痛みや苦しみから解放させるために安楽死という形をとっても。

お金をかけて少しでもという期待にかけて病院へ。
延命を捨てることになってもせめて自宅でゆっくりと。
自分で最期を決めることになっても。
この選択には愛しかないんです。

いつ死ぬかわからない状況で
仕事を休んでとかそんなことは思いません。
休みたい、一緒にいてあげたい。
その気持ちがあったって生活基盤は必要なんです。
そういう里親さんを選んできました。
だから少し他と違った譲渡だと言われるのかもしれません。

優しさだけで生きていける人は幸運なだけです。
捨てなければならないもの。
あきらめなければならないこと。
たくさんの葛藤の中で大半の人間は生きています。
でもその中で出来ることを模索し
誰かを思いやる。
そして自分のことも大切にする。

その気持ちがわからない犬は
わたしの保護した犬にはいないと信じています。
引き取って育てたのはわたしです。
そういう風に育ててきました。
これが教育方針のひとつです。
現実は現実として受け入れるようにと。

安楽死をさせたことがあります。
自分の手で殺したという気持ちぬぐえません。
それがどんな状況でさえ残るものです。
毎日心にあるわけじゃない。
でも、ある時急にふっと懐かしく思い出してみては
あぁ、あの子の命は私がとどめを刺したんだという気持ちになる。

でも反対に延命治療に専念した人は
あそこまで苦しませたのは
自分が一緒にしたいというだけのエゴだったんじゃないか。
そんな風に後悔するんです。

何が正解かなんてわからない。
むしろ正解なんてどこにもない。
じゃあどうする?
せめて、その瞬間の精一杯の答えだったと思うしかない。

ジェイさんが幸せかなんて
問いかける必要ないんです。

初めての家族。
それだけで最高の贈り物。

保護犬だったけど、生まれて初めてのケーキ貰いました。
みんなから、おめでとうって声をかけてもらいました。
次は本当の家族と!って、
みんなと里親さんのその願いはたぶん叶わないだろうけれど。

繁殖犬として終わっていたか
保護犬としてうちで死んでたはずの命。

奇跡をありがとう。
ただ偶然生まれたものじゃなくて
里親さんが強引にたぐりよせてくれた奇跡です。
本当に感謝しています。

図々しく、保護した人間としてお願いができるなら
笑いかけてくれても
泣きじゃくってもらっても
なんで死ぬの!って怒ってもらったっていいんです。
思いのまま、接してやってください。

きっと家庭犬として未熟すぎるジェイさんには
そんなぐちゃぐちゃな気もちは
『おかあさん、どうしたの?』くらいでしょうけど。
自分のためにいっぱいいっぱいなことは絶対に伝わるから。

保護犬が多くて
たいして愛してはやれませんでした。
保護中、不器用にワンワンと呼ぶあの子を何度もうるさいと叱りました。
どう接していいかわからなくて
自分から甘えられないのを知っていながら
生活にそこまでの余裕はありませんでした。

だから、全部、なにもかも
里親さんが教えてくれたんです。
楽しいこと、嬉しいこと、寂しい気もち、悲しい思い。

本当にありがとうございます。
いつ死んでも、どんな形で死んでも
わたしに言えるのは感謝の言葉だけです。

14歳という高齢の犬を
よかったらうちで面倒みますよと
おもしろいほど軽く、そして明るくでも本気で。

両手を広げて迎えてくれてありがとうございます。
その勢いがなかったら
わたしはきっとしり込みしていた。
迷惑をかけるかも?とかいろんなことを先回りして。

ジェイくん。
あなたのおかあさんは最高にかっこいいね。
そんな自慢のお家の子として死ねること
超絶、当たりくじだね。

薄暗い過去を全部吹き飛ばすくらいの
明るい愛をいっぱいありがとうございます!!!!!!!

ジェイくんと同じくらい
わたしはあなたにお会いできて、本当に幸せものです!!!!


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(非公開コメント受付中)

No title
こんにちは。いつもブログ拝見しています。

ジェイ君、時間がかかったけど、
ママに出会えて愛されてその場所で
犬生の幕を閉じることができるんですね。

なんともいえません。ごちゃまぜの涙をがまんしてて
頭がいたくなってきました。

ジェイ君、大切に愛してくれる人に出会えてよかった!
ジェイ君のままさんは、強くて優しい方なんですね。
4か月しか家族で入れなかったとしても、
15年一緒に居れたとしても、どの子も可愛い大事な子。

残された時間が少しでも、長くありますように・・・。







No title
ミクボスさんまでをも幸せな気分に癒してくださる里親さま
この記事を読んでるだけで人となりがわかるような・・
そんな素敵な里親さまに犬生の最後の瞬間を 慈しみと愛情で包み込んでもらえる。。そのためにジェイ君は毛玉だらけになるような生活の中でも14年も頑張って生き抜いてきたんだと思います
すべては里親さまに出会うための遠回り
近道してたら出会えなかったよね
躊躇してた保護をミクボスさんが決心したのも すぐに譲渡が決まったのも全てこのためのような気に・・
里親さまでないとダメだったんだよね
長生きしたいなんてきっとわんこは思わない・・と私は思ってます
今日・今が嬉しくて、美味しくて、楽しくてそれがとっても満足なんだと
だからジェイ君の毎日はきっと今までで一番の今日なんだと
4ヶ月しかではなくて4ヶ月も一緒にいられた
14歳っていえば長生きさんの仲間入り そこまで頑張れない子だっているのに。。どうしても頑張ったんだよね
ジェイ君犬生を幸せで終わるためにね
あのままだったら美味しいものも 褒められることも 撫でてもらうことも
何も知らない4ヶ月だった 
もっと長く一緒にっていうのは人間の想い
ジェイ君にとっては14年間がぶっ飛ぶくらいの4ヶ月
それは里親さまが引き寄せてくださったから
長く一緒にいても短い時間でも、里親さまの中のジェイ君は同じですよね
No title
いいな~~ぁぁぁ
やっぱりこのブログ好き♪

ミクボスさんがポップとそらの保護主で良かった♪
そんなボラさんから家族に迎えられて誇りに思います。

ジェイ君…えらい遠回りで…でもしっかりで逢えて良かったね。
その腕忘れないように思いっきり抱っこしてもらってねーー❤

看取も視野に入れて引き取った里親様…スゴイです。
ただただスゴイです。

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
No title
ジェイくん
そうですか・・・・

14年頑張ってきたけどほんの少しの時間でも
家庭犬になれただけとても幸せな子です
どんな子にも死はあるけどその瞬間で幸不幸が決まる
ジェイくんよかったね
面倒をみてくれる家族がいて・・・・
本当に良かった
もう少しがんばってね~
家のワンコはどうかな?と改めて考えさせられました。
幸せってなーに?
今。良かれと思ってしている全ては、君のためになってるのかな?って。

何年あっても、数ヶ月しかなくても、一緒にいた時間は関係なくて。

あの日、あの時、ミクボスさんに出会えたあの時から、ジェイさんは幸せだったとおもいます。
怒られても、幸せだったと思います。

そして、里親様の愛情をたくさんもらってる今もとっても幸せなんじゃないかなー。と思います。

本当に死ぬときは、忘れられた時だって。

保護されてなければ、誰の記憶にも残らなかった。
忘れられるって言葉さえ、関係ない場所にいたままだった。

ジェイさんのその幸せが、少しでも、長く永く続きますように!!
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ミクボス☆プロフィール

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Author:ミクボス
保護ボラを数年間後グダグダにて現在に至る。
自分に出来る事を迷走中…。
小2の娘と犬たちとの生活。

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